ケーススタディ
CASE.03

関戸延康 様

リビング系専門商社・役員

関戸様は、国内外の展示会・出張を頻繁に行うリビング系専門商社の役員を務めていらっしゃいます。日常的にデスクワークと出張が入り混じるライフスタイルで、国内外の企業との契約や展示会など、海外滞在も多いそうです。

主な仕事内容

  • ・契約交渉・流通などの業務
  • ・国内外の展示会への参加 など

お悩み

  • ・駅看板など長距離の見づらさ
  • ・外出時の眩しさ

中近レンズから、ライフスタイルに合った遠近両用レンズへ

関戸様は、これまで室内作業に特化した中近レンズを使用されていました。手元の作業や室内では快適にご利用いただけていましたが、一方で、外出時には眼鏡を外して裸眼で過ごすことが多く、駅の案内板や展示会場での見えづらさを感じていたそうです。

測定の結果、関戸様の目元には遠視と乱視があり、さらに右眼に微小なプリズム(眼位ズレ)も認められました。このため、今後の生活全体を見据え、今お使いの眼鏡に加えて、室内だけでなく外出にも対応できる「遠近両用レンズ」の眼鏡を、トムフォードのフレームで新しくお作りするご提案をいたしました。

両眼視機能検査による眼の状態の分析

最新の測定の結果、遠視と乱視を適切に補正することで、よりクリアで安定した見え方が得られることがわかりました。特に遠方視において、視界のにじみや違和感が軽減され、視認性が向上しています。

関戸様が以前お使いだった中近レンズは、室内作業には非常に快適でしたが、外出時や展示会場など広い空間では、遠くの表示やサインが見づらく感じる場面もあったと考えられます。

また、中近レンズは近中距離に特化しているため、屋外での使用には限界があり、見たい距離によってメガネの使い分けが必要でした。新たにお作りいただいた遠近両用レンズは、室内外を問わず自然に視線を移動できるため、より快適な視生活が期待できます。

測定結果に基づき、新しい遠近レンズをご提案

今回新たにご提案したのは、ZEISS製の遠近両用レンズ。遠方〜中間〜近方まで自然にピントが合い、移動や出張時もメガネをかけたまま過ごせる設計です。

また、関戸様は遠視特有の「眩しさを感じやすいタイプ」であり、特に展示会場の強い照明で眼精疲労を訴えていらっしゃいました。そこで今回は、25%濃度のカラーレンズ(淡いカラー入り)を採用。屋内外の光の眩しさを自然に和らげ、見た目にもおしゃれな仕上がりにしています。

ワンポイント知識

遠視と眩しさの関係

遠視の方は、光が網膜の後ろでピントを結ぶため、光刺激に敏感で眩しさを感じやすい傾向があります。特に大型展示会場や屋外など、強い光源に長時間さらされる環境では、通常より早く疲れやすくなるため、薄いカラーを入れたレンズが目への負担を軽減し、より快適な視界をサポートしてくれます。

フィッティングと最終調整

遠近両用レンズは日常的に長時間かけるため、フィッティングには特に注意を払いました。耳や鼻への負担を最小限に抑えつつ、ずれにくい設計にすることで、装用時のストレスを防止します。

また、VISUFIT(ビジュフィット)システムによる精密データを活用し、黒目とレンズのアイポイント位置が正確に合うように調整しています。これにより、累進レンズ特有の「視界の揺れ」や「違和感」も極力抑え、自然な見え方を実現しました。

中近レンズと遠近レンズの併用で
裸眼に頼る不安が減りました

室内では中近メガネがとても快適だったのですが、外出時には不便を感じることがありました。特に、外では裸眼で過ごし、満員電車の中で中近メガネを取り出すのも面倒で、遠近両用メガネも必要だと感じるようになりました。

もともと老眼による肩こりや眼精疲労がありましたが、遠近メガネを併用し始めてから肩こりが軽くなったと感じています。駅の案内板や広い展示会場でも、メガネをかけたままスムーズに見えるようになり、以前のように裸眼に頼る不安が減り、日常生活がとても楽になりました。

また、薄いカラーレンズのおかげか、展示会場の強いライトも以前ほど眩しく感じにくくなりました。目が疲れにくくなったのも嬉しい変化です。

担当者からのメッセージ

これまで室内中心にご使用いただいていた中近レンズに加え、今回新たに作成した遠近両用レンズ+薄いカラーレンズの組み合わせで、より快適な“外出用メガネ”が完成しました。

デスクワーク時には中近レンズを、出張や外出時には遠近両用レンズを、それぞれ使い分けながら快適な視生活を楽しんでいただければ幸いです。もし今後さらに気になる点が出てきた場合も、いつでもご相談ください。引き続きサポートさせていただきます。

究極のレンズで視界が変わる