主に思春期に多く発症し、30〜40歳くらいまでは進行する
今回は「円錐角膜」についてのお話です。
円錐角膜は角膜(黒目の部分)の中央が薄くなり、円錐状に突出する疾患です。
主に思春期(13〜18歳)に多く発症し、30〜40歳くらいまでは進行すると言われています。
両眼に生じることが多いですが、片眼だけの場合や、左右差のある場合もあります。
症状としては、初期の段階では眩しさや光に過敏になるなど、見え方に軽い変化が起こるだけですが、進行してくると突出が強くなると視力の低下や見え方の歪みが生じます。
突出部分の角膜に濁りが生じて急激に視力が低下することもあります。